6代目 自作DDRアケコンの製作

アケコン関連
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動画

ざっくり動画化。
もうね、動画内容が色々とお恥ずかしい。

概要

以前制作した 4代目&5代目 は、部分的に学校が文化祭費用として出資してもらっていて全て自費ではないので、卒業後に持ち帰る訳にはいきませんでした。

とは言え、やはりアケコンで遊びたい欲はあったのと、財力も多少はついてきたので、3代目のリベンジということで完全自費で6,7代目の制作に挑みます。

本体設計

DDRのパネルはどこソースかは忘れましたが、1辺は11インチ(27.94cm)だったと記憶しています。
1フィートが12インチであることから足のサイズにちなんだものと想像していますが詳しい方いらっしゃいましたら教えて下さい。

素人DIYでは精度も高々知れていますので、肝となるアクリルパネルは本体がある程度出来上がってから合わせ込みで発注します。

財力は多少ついてきたと言えど、学生身分には痛い出費ではあるのでコストカットのため、薄く35mm厚で設計します。
なお初代は57mm、4,5代目は54mmの厚さです。

新センサの制作

理想的には本家アーケードで使われているベルトスイッチと同じものを採用したい所ですが、1つ3000円×4を1パネルで使うので、4パネル分で48000円となり、流石に簡単に買えるものではありませんでした。

そこで、FSRシリーズのセンサなるものを知ったので今回は新しく作ります。
ただ、そのままでは人間の体重で飛んだり跳ねたりには耐えられないことは明白と思いましたので、5手間くらい加えます。
制作するセンサの構造は、ベルトスイッチの内部構造から着想を得ています。
また、センサの使い方も本家アーケードに近くなるような感じを目指しています。

結果的には剛性と引き換えに感度はかなり低くなっていますが一応ちゃんと遊べるレベルにはなっています。今後もう少し調整&改良の余地はあると思います。

で、こちらが FSRの圧力センサ。 ロングタイプで2011年当時1本1100円でした。
先端には接続用の端子が付いています。

これを適度な長さに切断します

端子が付いているものは端子に配線出来ますが、端子のついていない切断したセンサはそのままでは配線できません。かと言ってはんだ付けしようにも熱で溶けてしまいますのではんだ付けも出来ません。
ではどうするかというと、

このよう↑に切って、被覆を剥いた電線をセンサの内側に挟み込みます。
挟むだけではすぐに外れてしまいますので、グルーガンで固定します。

写真の時系列が少し前後しますが、
土台にアクリル板を使っています。
また、センサ両端に1mmのゴム版を貼ってセンサと荷重をかける3mmのゴム版との間にすこし隙間を作ります。

これらの接着にはゴム用の両面テープを使います
わりかし薄いのでまぁまぁ使いやすかったです。

1パネルにつきセンサ4×4パネルなので16個作ります

このままでは踏んでも反応しませんので、中央に1mmゴム版を敷きます。
本家ACも何か板のようなモノが付けれられあったので同じ感じになるように上部にアルミ板を乗せてまず。パネルに接触するのがゴムではなく金属板にすること、滑るようにして斜めからの荷重に耐えれるなると思います。
欲を言えばさらに滑性のあるウレタン的なものを貼れればよかったのですが、いい感じのが無かったので金属板のままでとりあえず進めます。

センサ制御回路

センサ自体は可変抵抗なので、それをスイッチ入力として使えるようにするための制御回路を作ります。
制御回路といってもそんな大層なものでもなく単なるコンパレータです。

本体制作

今回は、ホームセンターで原材料買って色々加工・・・は最低限にして、木材もネットショップで発注しました。

必要な加工を行っていきます。
枠用の木材とコネクタ部分の加工。
一応パネル照明対応も考慮してDCジャックをつけておきます

接続用コネクタはいつものDSub9Pin
GNDの分岐用に線が多いので基板を使います。

こちら横幅と高さが特注の板材

バンドソウで分割していきます

迂闊でした、隅切りの部分のことを失念していました。

とりあえず、隅切りに空洞を作って強行します。

ぴったりはめることが出来ました。

あとは木工用ボンドでペタり

他の隅切りも木工用ボンドで接着していきます

が、ぴったり計測したつもりが1cmきれいに見誤ってしまいました(接着後)

幸いずれた方向は使わない部分なのでいい感じに埋めてごまかします。

非パネル部にベニヤ版を置くと完成形が見えてきた感じがします。

ここでアクリル板発注。
Solo仕様7代目も想定して4枚+6枚の計10枚発注しました。
隅切りの斜めカットは注文に含めるとべらぼうに価格が上がってしまうので自分で切ります。

切って装着しました。
作成したセンサも配置済みです。

このままでは端を踏むとアクリル板が浮き上がってしまうので、固定具を作ります。
固定具は4,5代目と同様です。

さて、ここで非パネル部はベニヤ版を置くわけですが、このままではその下は空洞なので踏むと割れてしまいます。
なので、端材を使ってベニヤ版を踏んでも割れないようにスペーサーを入れます。
端材もあまり数が無いので、細かく切って負荷を分散させる感じで敷き詰めていきます。

アクリル板固定具を止める穴加工。
ここの留具(ナベビス)が斜めになってしまうと引っ掛かりになってしまうので、なるべく垂直になるように卓上ボール盤をちょっと危ない使い方をします。

この時点で一応遊べる状態にはなったのでテストプレイしてみましたが、やはりベニヤ版のままではなんか靴が引っかかる感じがするので、とりあえず中央部分だけやっつけ処理しておきました。

6代目完成。

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