SdUtils

Windowsアプリ
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概要

Stable Diffusion の便利ツール。
主にモデルを管理します。

以下の機能があります。

・モデル参照 (ModelBrowser)
 ローカルディレクトリにあるモデルのトリガーワードを素早く参照できます。
 また、モデルの権限情報も素早く確認したり、許可されている権限でフィルター表示することもできます。

・モデルダウンロード (Downloader)
 URLからモデルをダウンロードできます。(現時点ではCivitaiのみ)
 ダウンロードしたモデルは設定したディレクトリに自動で分類し、格納します。
 本ツールでダウンロードしたモデルはチェックを行い、重複を防ぎます。

・メモ機能
 目次付きのメモを記録することが出来ます。
 目次はツリー構造で管理されており、題目を分けることで素早く目的のメモにアクセスすることができます。

・画像メタ情報参照機能
 メタ情報を表示することができます。
 また、メタ情報内のプロンプトは自動で翻訳することが出来、また翻訳結果を手動で編集することもできます。(※要DeepL API 設定)

ダウンロード

.Net 9 及び、WebView2 Runtime が必要です。

.Net 9 がインストールされていない環境では、アプリ起動時に以下のようなダイアログが出てきますので、ダウンロードとインストールを行ってください。
「Download it now」をクリックすると、ダウンロードページが開き、自動でダウンロードされます。

WebView2 Runtime は以下より Evergreen Bootstrapper をダウンロードしてインストールしてください。

Microsoft Edge WebView2 | Microsoft Edge Developer

ページのレイアウトが変わっていなければこの赤枠のあたりにダウンロードリンクがあります。

SdUtils 本体のダウンロードはこちら↓ Ver 0.4.0

※ 現在α版です。不具合があったり、互換のない仕様変更を行う可能性がありますのでご了承ください。

ダウンロードは 使用許諾契約(EULA) に同意したものとみなします。

使い方

初期設定

  • 一般
    • ログレベル
      debuglog.log を出力する情報のレベルを設定します。
      ・Exception :意図しない例外のみ出力
      ・Error:エラー以上を出力
      ・Warning:ワーニング以上を出力
      ・Info:情報以上を出力
      ・Debug:すべてのログを出力
    • Language
      表示言語を設定できます。
      Autoの場合はOSのロケールに一致するものがあればその言語、無ければデフォルト英語で表示される、はずです。
  • ModelManager
    それぞれのモデルを格納しているディレクトリのパスを設定します。
    • Checkpointディレクトリの場所
    • LoRaディレクトリの場所 (DORA、LoCon も同じものとして扱っています)
    • TextInversion (Embeddings) ディレクトリの場所
  • Note Pad
    メモ機能のファイルの場所を設定します。
  • Image Meta Viewer
    読み込んだ画像にプロンプトが含まれている場合、キーワード(カンマ区切り)ごとに自動翻訳することができます。
    • 翻訳辞書ファイルの場所
    • DeepL API Key (翻訳機能を使う場合はDeepL よりAPIを取得し、設定してください)
    • Target language (翻訳機能を使う場合、翻訳する言語を指定します)
  • Downloader
    • Civitai API Key
      ダウンロード機能を使う場合は、CivitaiよりAPIを取得し、設定してください

「保存」ボタンを押すことで設定が反映されます。
最後に「保存」ボタンを押し忘れないようにしてください。

以下設定例です。

ModelBrowserの使い方

モデルのディレクトリ設定が正しければ、ツリービューに項目が表示されます。

ツリーメニューをクリックすると、そのフォルダ内にあるモデルフォルダ (.safetensorsが含まれるフォルダ) のリストを表示します。
1つのフォルダに複数の.safetensorsファイルを入れないでください。

本ツールでダウンロードしたモデルの場合、モデルをクリックすると、右側のメニューにモデルタグ、トリガーワードなどの情報が表示されます。
コピーボタンをクリックすると、テクストボックスの内容をクリップボードにコピーします。

Ctrl+F で検索ボックスが表示され、モデルタイトルから検索することができます。

メモ機能の使い方

ただのメモ帳です。
md のように行頭に # を付けるとキャプションとして認識し、目次をツリービューに表示することができます。

URLなどは Ctrl+クリックでリンクを開くことができます。

先頭の # および、 // はシンタックスハイライトされます。

Downloaderの使い方

Civitai API を設定しておくと、本ツールでモデルのダウンロードを行うことができます。

ダウンロードリストの追加方法は2通り。
・CivitalモデルページのダウンロードボタンをD&D
・バージョンIDが含まれたモデルページのアドレスをツールのテキストボックスに入力

テキストボックスに入力入力する際は、URLにバージョンIDが含まれていないと最新のバージョンが選択されます。別のバージョンを選択する場合は、バージョンを選択してからURLを確認してください。

ダウンロードするモデルは、種別に応じて自動的にフォルダ分けされます。

支援

私に コーヒー一杯 奢ってくだされば、開発の持続力に繋がります。
If you’d like to support my work. you can do so througth Ko-fi !
https://ko-fi.com/lscyane

又は OFUSE にも対応しています。
https://ofuse.me/lscyane

更新履歴 (Release notes)

  • 0.4.0

.pt (PickleTensor) ファイルのダウンロード及び管理に対応
Supports downloading and managing .pt (PickleTensor) files

Downloaderのリストに「モデルのページを開く」コンテキストメニューを追加
Added “Open model page” context menu to the Downloader list

Downloaderで、ダウンロード済みモデルに対して、モデル情報の更新(再取得)を行うオプションを追加
Added an option to update (re-acquire) model information for downloaded models in the Downloader.

ModelBrowserで、選択したモデルの情報を更新・再取得する目的で、ダウンロードリストに追加するコンテキストメニューを追加
Added a context menu in ModelBrowser to add selected models to the download list in order to refresh or re-acquire information about them.

ModelIdの無いモデルは、ModelBrowserからダウンロードリストに追加できないように制限
Models without a ModelId cannot be added to the download list from the ModelBrowser.

バージョンが単一で modelVersionId がURLから取得できないようなモデルのダウンロードに対応
Supports downloading models with a single version and whose modelVersionId cannot be obtained from the URL

ModelBrowserのタイトル表示でタイトル情報を持っていない場合、ファイル名を表示するように対応
ModelBrowser now displays the file name if the title does not have title information.

Downloader で、X,XXX制限等でリダイレクトするページのモデル情報の取得に失敗する不具合の修正
Fixed a bug in the Downloader where model information could not be obtained from pages that were redirected due to X, XXX restrictions, etc.

ModeloBrowserの「Webページを開く」のリンク先を、そのモデルのバージョンのページとなるように修正
Modified the “Open Web Page” link in ModeloBrowser to point to the page with the model version.

Downloaderで、無効なリストに対して、「保存先のフォルダを開く」や「モデルのページを開く」を実行したとき、アプリが異常終了する不具合修正
Fixed a bug in the Downloader where the app would crash when “Open destination folder” or “Open model page” was executed for an invalid list.


  • 0.3.0

ModelBrowserの表示並べ替えメニューに”ランダム”を追加
Added “Random” to the ModelBrowser display sorting menu

画像が無いモデルをダウンロードするとアプリケーションが異常終了する不具合修正
Fixed a bug that caused the application to crash when downloading a model without an image.

バージョン表記のビルド番号とリビジョン番号を間違えていたので修正
The build number and revision number in the version notation were incorrect, so they were corrected.

ModelBrowserのモデルタイトルがファイル名になっていたのを修正
Fixed the issue where the model title in the ModelBrowser was the file name.

モデルダウンロード時のフォルダ名のModelVersionIDが対象のIDではなく、最新のIDになっていたのを修正。(ダウンロード重複チェックに影響あり)
Fixed the issue where the ModelVersionID in the folder name when downloading a model was the latest ID instead of the target ID. (Affects download duplication check)


  • 0.2.0 (0.2.2)

更新履歴ウインドウのバージョン表記をリビジョンまで表示するように変更
Changed the version notation in the update history window to show the revision.

ModelBrowserの右側メニューの各項目の展開状態を保持するようにした
The expansion state of each item in the right menu of the ModelBrowser is now maintained.

ImageMetaViewerのFormatted表示でそれぞれのDataGridのレイアウトを調整
Adjust the layout of each DataGrid in the Formatted view of ImageMetaViewer

ImageMetaViewerのFormatted表示の翻訳ワードを編集できるように対応
Editing translation words in the Formatted display of ImageMetaViewer is now possible

ImageMetaViewerでテキストボックス以外の場所にD&Dできなかった不具合修正
Fixed a bug where it was not possible to drag and drop to a location other than a text box in ImageMetaViewer.

翻訳対象設定が正しく動作していなかった問題を修正
Fixed an issue where the translation settings were not working properly.

支援プラットフォームに OFUSE を追加
Adding OFUSE to the support platform


  • 0.1.1

α版公開
Alpha version released.


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